2005-01-01から1年間の記事一覧

香港の風

春に敗れた2頭はいませんでした。しかし、サイレントウィットネス陣営にとっては雪辱を晴らしたという思いが強いでしょう。17戦無敗のスプリント戦で、見事改めて香港史上最高の英雄はその実力を知らしめました。 他の追随を許さない抜群のロケットスタート…

女傑堕つ

日本中央競馬史上初めての3冠牝馬メジロラモーヌが死亡しました。 メジロラモーヌは3冠だけでなく、そのトライアルレースも全て制覇したまさに名牝中の名牝。そのレースぶりもスーパーショットに詰め寄られた3冠最後のエリザベス女王杯を除けば全て圧巻そ…

セントライト記念結果

キングストレイルの勝利。驚きました。 母はサンタフェトレイルでシンコウラブリイの一族。主に1200mを中心に活躍した母とは違い同馬は距離に融通が利くようです。10ヶ月ぶりの休み明けとブランクが長かったことを考えれば更に上昇が見込めるはずで、菊本番…

ローズS結果

エアメサイアの勝利。マイナス体重で負けが許されない状況になっていただけに陣営としてはホッと安堵したことでしょう。マイルからクラシックディスタンスまで、その距離適性は幅広いものがありますが、今回見せた素軽い切れ味からして2000mがベストかもし…

ワクワク

ローズSは個人的に注目しています。 春はマイルのG1を2勝したラインクラフトと、オークスであと一歩のところで大輪を逃したエアメサイアとの対決。この2頭には言わずともがな、春にG1レースを勝ちまくった福永祐一騎手と武豊騎手がそれぞれに騎乗しま…

更新

「放置」 甘い響きですw

ジャックルマロワ賞

ドバウィが優勝。無傷の10連勝をかけた牝馬ディバインプロポーションズは4着に敗れ去りました。牝馬だから割り引くというような下世話な定説に当てはめたくはありませんが、周回所でのイレ込みが普段よりも激しかったということなので、牝馬らしい繊細な部…

スプリンターズS外国馬予備登録

まだ参戦が確定したわけではありませんが、香港の強豪2騎が揃って名を挙げました。 まずサイレントウィットネス。いわずと知れた、香港競馬史上最強のスプリンターです。1000〜1200mを中心に使われ、今季春先にはシガー、リボー、サイテーションなど歴代の…

ゼンノロブロイの次走は日本

結局愛チャンピオンSの参戦はなしと。まっ、無駄な期待だとは分かりきっていましたけどね。 別の話題にしよ。

インターナショナルS結果を受けて

忙しいので簡単にw 惜しい2着でした。 直線の勝負どころで前が狭くなり、外に出さなければならなかったロスを差し引くと、勝ちに等しい内容だったと言えます。スムーズに前が開けていればと悔いが残りますが、馬はよく走ったと思いますので褒め称えるべき…

藤沢ブランド

やはり難しいです。 日曜日の札幌クイーンSでのダンスインザムードの惨敗。管理する藤沢和雄調教師からしてみれば、これ以上桜花賞馬の名を汚すことは出来なかったでしょうし、僚馬ゼンノロブロイの海外G1制覇に勢いをつける意味でも負けられない一戦だっ…

ちょっと訂正

結局ゼンノロブロイはイタリアの新鋭エレクトロキューショニストと並んで1番人気評価だそうですね。昨日は最低人気って報道があったからああいう内容の更新をしたのに。これだから○ポニチは。。。w

インターナショナルS前夜

昨秋秋G1レース3冠馬ゼンノロブロイが最低人気かもしれないという報道がありました。 昨年のキングジョージ勝馬ドワイエンや、A・オブライエンの送り込む刺客エースなど、それなりに骨っぽいメンバーが揃ったとはいえ、この報道がもし本当だとしたら不当…

コース巧者の話

メイショウカイドウは久々に現れたワンマン競馬場巧者です。 地方を除く全8勝中7勝が小倉で、その中には小倉で行われる重賞全3つ、いわゆる小倉3冠が含まれます。別に他の競馬馬がからっきし駄目というわけではないのですが、主戦をつとめる武豊騎手が目…

優雅

「稀代の名牝」と呼ばれた、アグネスフローラが死亡しました。 とにかく非の打ち所のない馬でした。 鞍上の意のままに位置取りを決めることが出来るテンの良さと、勝負どころで自ら動いて出ることの出来る自在性を兼ね備えた類稀なレースセンス。そして、桜…

因縁

今日はちょっとマイナーな馬の話。 16日土曜日の小倉9R足立山特別で安藤勝己騎乗のマヤノグレイシーが圧倒的1番人気に応えて快勝。脚部不安を乗り越えて実に3年ぶりとなる勝利を収めました。 安藤勝とマヤノグレイシー。彼らは切っても切れない因縁で結…

トップジョッキーとトップトレーナーのコンビ復活に関して

勝てば官軍とは申しますが。目下関東リーディング爆進中の横山典弘騎手ですが、函館開催になってもその勢いは衰えるところを知らず、更に勝ち星を積み重ねて久々の戴冠に向けてほぼ磐石の基盤を築きつつあるようです。以前より知人には、横山典弘はレースで…

敗北

今月2日、英国はサンダウンで行われた伝統のG1エクリプスS(芝2000m)で今年度無敗の英国ダービー馬モティヴェーターが初の敗戦を喫し、関係者に衝撃を与えました。 勝ったのは同じ3歳牡馬で愛2000ギニー2着馬のオラトリオ。エクリプスS直前で無念の…

日米オークス制覇

予想通りというべきなのか予想外というべきなのかは分かりませんが、終わってみれば圧勝でした。 アメリカ・ハリウッドパーク競馬場で行われたアメリカンオークスは日本調教馬で今年のオークス馬シーザリオが2着メリョールアインダに4馬身の差をつけて優勝…

馬券

この中間、日記上でタップにまつわることを多く記述してきたように思いますが、馬券の本命はハーツクライでした。んで、当然のように的中しましたw

敗れた馬たち

2着ハーツクライは横山典弘らしい後方一騎で末脚を伸ばし、最後の最後まで勝ち馬を追い詰めました。それにしても横山典弘は流石です。コース取りと先頭を行く馬との間隔の取り方がため息が出るほどに絶妙。これで負けたら仕方がないとあきらめがつくぐらい…

宝塚記念

史上に名を残す新たな女傑が誕生しました。 第46回宝塚記念は道中中団より直線半ばで抜け出した池添謙一騎手騎乗のスイープトウショウが、大外を強襲した横山典弘騎手騎乗のハーツクライの追撃をクビ差振り切り優勝。牝馬による宝塚記念制覇は1966年エイトク…

英2000ギニーにみた代理戦争

今年の英2000ギニーを3戦3勝の無敗で制覇したフットステップスインザサンドが引退し、種牡馬入りすることが同馬を所有するクールモアグループより発表されました。今後はアイルランドに留まらず、豪州のクールモアスタッドか、あるいは米国で種牡馬入りす…

都の舞踏会

言うまでもないことかもしれませんが、サラブレッドってのは馬だから群れを形成して団体行動をする動物です。 しかし時としてそんな群れの中に留まろうとしない馬というのも存在するようですね。「Go ing my way」を地で行く馬とでもいうべきでし…

宝塚記念

2200mという距離は非常にフェアな条件です。 距離的にはミドルディスタンスです。しかし好走する馬は中距離馬に限らず長距離馬までその条件は幅広く、過去の歴史から振り返ってみても、2200mという距離の一般的に言われるようなスペシャリストが存在した試…

名馬の予感

一目見て「これは」と思った馬がその後名馬になった経験はありますか? 競馬は眉唾物、とは以前にも言った台詞ですが、サラブレッドという言葉の話せない生き物を取り扱う職業上、競馬とは最も不確定要素の強いスポーツであるといえます。 よって人間の思い…

増えも増えたりサンデー系

本日17日、日本軽種馬登録協会による2005年度供用予定種牡馬が発表されました。 それによるとサラブレッドの種牡馬総数は367頭だそうで、1996年が711頭だからそれと照らし合わせると、このわずか10年で種牡馬の数は約半数にまで激減したということになります…

破談

シーチャリオットが骨折。ガッカリですねぇ。 川島調教師の話によると、故障を発症したのは東京ダービーのレース中だそうで、そのような状態でありながら直線は他馬とまるで次元の違う末脚を繰り出しました。やっぱり凄い馬だと思うよねぇ。んまぁ、走ってい…

猛れ、大先生!

柴田善臣騎手が怪我のため長期間休養するとの発表がこのほどJRAよりなされました。 柴田善臣は11日の東京3Rでレース中に被った不利が原因で左臀筋(ひだりでんきん)を挫傷。その日の残りの騎乗をキャンセルし、翌12日には6Rまで騎乗するものの、頸椎(…

瞬発力とは何か

鉛筆の芯は削れば削るほど鋭く研ぎ澄まされる。しかし研ぎ澄まされた鉛筆はその鋭さとは引き換えに、むしろいとも容易く、折れる。しかし時に鋭さと強さを併せ持った例外も存在するようです。 シーキングザパール、彼女はそんな馬でした。 彼女のJRA発表…