2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

真実

「全てを乗り越えて」という実況が深く響きました。 勝ち時計も着差も関係ない、地に堕ちた最強馬に着せられた数々の汚名は、最強馬自身の力で払拭されました。ディープインパクトはディープインパクトでしかありえない。それこそが真実です。

メジャー

疾病に悩まされた過去を全く感じさせない快走は今秋3回目の凱歌を聴きました。ダイワメジャーの能力はクラシック皐月賞を勝ちながらもフロック視される傾向が目立っていましたが、それもまた過去の話です。同期の駿馬達が続々とGⅠ戦線で大活躍を挙げ、近年…

決着

結局凱旋門賞でのディープインパクトには失格との裁定が下されました。池江泰調教師も過失を認め、自身の罰金を含めたこの裁定を受け止めるとの趣旨のコメントを寄せました。 これでこの騒動は終わり。これ以上何もこの件に関して我々が論じる権利などないの…

馬券を買う人間の側面か

ヤマニンシュクルの引退が一部で報道されています。先日のエリザベス女王杯での不利が原因で右前浅屈腱不全断裂を発症し競走能力喪失の重症を負ったとか。着外が少なく常に堅実な成績を残してきた、かつてのGⅠ馬の引き際としては、最悪ではなにしろ(何せ繁…

妄想に思いを馳せるとする

降着は妥当と考えます。一部騎手により怠慢を指摘された採決委員に対する疑念はとりあえずのところ溜飲を下げる結果に至りました。あくまで個人的にですが。。。 GⅠレースでの1位降着は91年秋の天皇賞でのメジロマックイーンを前例とするだけで2例目。そ…

汚れなき女王の行進

勉強不足で申し訳ないのですが、無敗によりGⅠを3連勝した記録はこれまでに何例あるのでしょう。もっと言えば、無敗によるGⅠ4連勝以上の記録は過去何例か? まぁ厳密に調査すれば分かることですので、今日のところは取り立てて追求しません。強調したいの…

歓喜に内包された1つの教訓

完勝による日本馬のワン、ツーフィニッシュには、日本競馬を見ている者として、奇をてらうこともない素直な喜びが喚起します。日本の馬のレベルの高さの証明。SSの孫の海外GⅠ制覇による日本独自の血統繁栄の展望など、考えれば考えるほど、この勝利は我々…

フレミントンの機嫌はどうだ

ゴール前残り200mを切ったあたりで、完全に外国の、しかもほんの十数年前までは競馬の後進国に甘んじていたはずのアジアの島国からやってきた2頭のマッチレースとなり、ゴール版を過ぎてその2頭の鞍上がガッチリと握手を交わした時、オージーたちの気分は…

ファンタジーS

京都はファンタジーS。稀に見る高速馬場を象徴するかような前残りの展開をアストンマーチャンが5馬身突き抜けて圧勝しました。長らく1400mの壁とされた1分20秒台を2歳馬が切ろうかという時計は、馬場の高速化とともに日本の競走馬がスピード化されたこ…

名コンビ

GⅡと銘打たれている割には同じ毎日王冠や阪神大商典と比べるとどうにも地味な気がするアルゼンチン共和国杯。やはり武士沢友治とトウショウナイトがともに初となる重賞制覇を飾りました。しかしながら、それがいい。決してスター街道を突き進んでいるわけで…