メジャー

疾病に悩まされた過去を全く感じさせない快走は今秋3回目の凱歌を聴きました。ダイワメジャーの能力はクラシック皐月賞を勝ちながらもフロック視される傾向が目立っていましたが、それもまた過去の話です。同期の駿馬達が続々とGⅠ戦線で大活躍を挙げ、近年では例を見ないほどランクの高い世代と評されるようになり、何よりも喉の手術を経て復帰したダイワメジャー自身の活躍ぶりが全ての疑念を払拭して見せました。本当に強い馬に与えられるべき年度代表馬の称号もこれで射程圏に入るでしょう。安藤勝己騎手は天皇賞制覇後より幾度か長い距離への手応えを口にしています。引退の話題も聞かれないので暮れの大一番への挑戦へと体勢は傾いていくでしょうか。