2007-01-01から1年間の記事一覧

天皇賞

混戦模様が伝えられ、馬券もそれを示すかのような配当を掲示して見せた今年の春の天皇賞でしたが、勝ったのは国内実績No.1のメイショウサムソンで順当な決着となりました。速いペースで飛ばした先行勢をはるか前方に見据えながら抜群の折り合いで息を潜め…

フローラS

大外を強襲したベッラレイアが制覇。デビュー戦でセンセーショナルな印象を残した同馬は誰の目にも「クラシック候補」に映ったはずでしたが、功を焦った陣営は1勝馬の身の上でいきなりの重賞挑戦をこの馬に課そうとし、結果として除外続きの憂き目にあいロ…

皐月賞

ヴィクトリーの逃げ切り。予想外の乗り替わりによってお鉢が回ってきた田中勝春騎手はこれが15年ぶりのJRAG1勝利ということになりました。その実力は同業者からも「天才的」と常に評価されてきた通り、これほどまでの長い期間苦汁を舐めさせられること…

桜花賞

安藤勝巳騎手鞍上ダイワスカーレットの桜花賞戴冠。デビュー2戦目からここまで上がり33秒台を連続してたたき出した末脚はG1の舞台でも健在でした。テンは大外枠からやや内側の枠を引いた武豊アストンマーチャンの後ろを付いていくような出だし。折り合い…

当然の結果

アドマイヤムーンが能力どおり走って海外G1のタイトルをもぎ取りました。本田優元騎手が乗っていた2歳時には中団ぐらいから早目に前へ進出し後続を完封するといったレース振りだったのに対して、武豊騎手に手綱を移してからというもの一瞬の切れ味が身上…

ドバイDAY

ドバイワールドカップに出走する日本馬は8頭。サスガ招待レース。遠征にリスクが少ない上に破格の賞金を貰えるとあっては参加しない手はないというもので名乗りを上げる馬が多いのも頷けます。以下苦言として。招待レースでなくともJRAより多額の報奨金…

アーリントンCからスプリングSまでを振り返る

随分とまた間が開いてしまいました^^; 持続しないのは悪い癖ですね本当に。 アーリントンC 阪神の長い直線を使ったマッチレース。抜け出したのは四位洋文トーセンキャプテンと本田優ローレルゲレイロ。後続を4馬身千切り捨てクビの差だけトーセンキャプ…

フェブラリーS

リーディング1位をひた走る、安藤勝騎手の勢いはスゴイ。今季は先週まで24勝と勝ち鞍だけを見れば2位に付けている岩田康騎手に僅か2勝差にとどまるものの、勝率は.293、連帯率は.488とどちらも圧倒的な数字で重賞競走での印象度も満点です。そして今日、…

京都記念

アドマイヤムーンの快勝。道悪を意識してなのか、それとも斤量に切れを殺がれると踏んでなのか、武豊騎手は手綱をやや動かしながらいつもより前に意識的に位置取りました。そして直線大外へ持ち出すと真一文字に伸び、鞭も使わず*1に最後は手綱を抑える余裕…

クイーンカップ 〜踏みとどまる〜

イクスキューズが好位から押し切りました。3歳のこの時期にしながら既にベテランのごときキャリアを積み重ねているこの馬ですが、どうやらそのローテーションが功を奏している模様です。レース振りの進境が著しい。前半ムキになる面も見られましたが遅い流…

きさらぎ賞 〜健在だった壁〜

アサクサキングスの逃げ切り勝ちでした。前走ラジオNIKKEI杯は出負けの上に直線の不利も重なり、力を出し切ったとはとても言えない内容。何と言っても瞬発力勝負では分の悪い馬。レース全体のスローペースに中団の位置取りでは善戦までが関の山でした。今回…

Nova birth?

英雄の去った競馬界をにわかに色めき立たせているのが、今週きさらぎ賞に出走予定のオーシャンエイプスです。キャリア1戦の若駒に課された過剰な反応の出所は、ニュービギニングにも見られたようにディープインパクトの後釜を切望する競馬ファンとマスメデ…

共同通信杯

今季のクラシックシーズン本番にはまだまだ猶予が残されている、ってなわけで本日行われた共同通信杯の結果の私的総括をば。4戦4勝土付かずで重賞3連勝を飾ったフサイチホウオーはほとんど死角らしい死角が見当たりません。経験豊富。レース運びも巧みそ…

謝罪をこめて

ディープインパクトに対する惜別の言葉はあまりにもタイミングをはずしてしまったのでやめておきます。偉大な馬名を冠したブログIDだというのになんと無責任なことか。。。我ながら呆れてしまいますね。。。