京都記念

アドマイヤムーンの快勝。道悪を意識してなのか、それとも斤量に切れを殺がれると踏んでなのか、武豊騎手は手綱をやや動かしながらいつもより前に意識的に位置取りました。そして直線大外へ持ち出すと真一文字に伸び、鞭も使わず*1に最後は手綱を抑える余裕すら見せて1着のゴールイン。59kgが評価を難しくした今回でしたが、昨年暮れの香港Cで最強牝馬プライドに僅差の2着した能力は本物だったわけです。この後はドバイの招待競走へ。世界への前哨戦でメルボルンC2着のポップロックを下して見せたことにより勢い最高潮で迎えることが出来るでしょう。そのポップロックも昨年春ごろから強敵相手でもほとんど凡走なしの安定感。その実力はまごうことなくG1級です。ともに世界での実績は充分。来月末は楽しみが多くなりました。

*1:前走香港Cで鞭を嫌がったことを武騎手が考えて乗っていたのかもしれませんが