トップジョッキーとトップトレーナーのコンビ復活に関して

勝てば官軍とは申しますが。

目下関東リーディング爆進中の横山典弘騎手ですが、函館開催になってもその勢いは衰えるところを知らず、更に勝ち星を積み重ねて久々の戴冠に向けてほぼ磐石の基盤を築きつつあるようです。以前より知人には、横山典弘はレースで遊ばずに本気で勝ちに行く騎乗さえ見せ続けてくれれば、関東リーディングを獲ることなど造作もないと論じてきた身として、この快進撃を大変喜ばしく思うのですが、一つどうも腑に落ちない点があります。
それは近頃、藤沢和雄調教師が自身の調教馬に横山典弘を騎乗させていることです。
いや別にそれが悪いとは言うつもりないんですけど、確か以前藤沢和雄と横山典弘は仲たがいして専属関係を取り消したということになっていたはず。その経緯があるのにも関わらず、調子が良いからという理由だけで再び自厩舎の主戦騎手に戻すとはいかがなもんなんでしょう？はじめから仲たがいなんて根も葉もない噂だったということなんでしょうか？もしも前記の理由でまた乗せはじめたのだとしたらどーいう神経してるんでしょうね、カズオさんは？（爆）

ロマンチシズムよりリアリズムが何よりも最優先される厩（うまや）社会において、一個人の私情よりもビジネス的理念を掲げるのは当然のことなのかもしれません。しかし、一度通した信念はよほどのことがない限り貫き通さなきゃならないのが男の筋道ってもんでしょう？もし本当に前述の通りの理屈で主戦関係が復活したのだとしたら、何のポリシーもない人間だと揶揄されてもいた仕方ないですよ。

初めからいざこざはなかったということならばいいんですけどね。でもそれではこれまで全くコンビを組むことがなかった説明はどう付けるんでしょう。ともかく腑に落ちないというのが正直な感想ですね。