2006-01-01から1年間の記事一覧

2200mでどれだけ強い競馬をしてくれるか

すっかり放置してしまいましたが、時間が無くてもディープインパクトの出走前ぐらいは更新しないと。更新を中断していたこの期間のうちに、競馬界は様々なことがありまとめるのも一苦労ですので、ダービーやオークスなどの回顧はしないかもしれません。 春の…

さて

とっても融通の利く「フサオがイチバン」さんとの折り合いはそれで付いたわけですが、青葉賞でとんでもない勝ちっぷりを示したアドマイヤメインが出現しました。アドマイヤムーンとは冠名を見てもお分かりいただける通り、同じ馬主であります。管理する調教…

さて

全てのホースマンの悲願、ダービーがすぐそこまで迫ってきています。 んで、盛り上がりの具合はどーなのよ? って個人的に高ぶるものを感じることが出来ないからまず振ってみました。昨年は言わずもがな、一昨年はハワイの王様と道産子の星が一般層ベースで…

乱文

最初に断っておきますが、殴り書きに近いような文章になっています。 古い話題になってしまいますがコスモバルクのシンガポール国際制覇について。 ファンの喉につかえていた鬱憤を一気に噴き晴らすような偉業でした。何よりも五十嵐冬樹を鞍上に迎えての勝…

コイウタ

向う正面での競争中止は残念でした。馬運車が出動したとのことなのでおそらく故障なのでしょうね。 さて、「おそらく」に含みを持たせたわけですが、競馬が大衆娯楽として認知されるのと同時にスポーツとしての側面も認知されるようになって久しいですが、そ…

オークス

シンガポール国際の結果を取り上げたいのですがまずはオークスからですね。 カワカミプリンセスの勝利は勝ちっぷりの鮮やかさからみてまずフロックではないでしょう。6月生まれでまだデビューから3ヶ月、4戦のキャリアでの頂点は秋競馬に向けた伸びシロを…

つぶやき

ディープインパクトの海外遠征プランが詳細に決まりました。正直避けて欲しかった選択肢です。とだけいうと誤解を生みそうなので自己の思慮に対して言及させていただきますが、決して凱旋門賞への挑戦を非難しているわけではありません。むしろ、ディープの…

ぶっきらぼうな文章で英雄の偉業を振り返る

昨秋ディープインパクトの菊花賞を目前に控えた当ブログでミスターシービーを取り上げましたが、伝説的とも呼べるあの向こう上面捲りを引き合いに出し「ディープが3冠を達成してもあの一種異様なインパクトには及ばないであろう」というようなことを書き綴…

リベンジ

ディープインパクトの立場は一般的に見れば間違いなく受けて立つ王の玉座の上。圧倒的一番人気も確実な情勢です。しかしながら昨年度の有馬記念で後塵を拝したハーツクライとのリベンジを果たすまでは、彼は挑戦者であり続けるのかもしれません。陣営の緊張…

マック

メジロマックイーンを巡る因縁があるかないか。天皇賞を見る上で浪漫派の興味はそこに尽きるでしょう。圧倒的1番人気が確実なディープインパクトはマックイーンを管理した池江泰厩舎の所属馬であることは言わずもがな。鞍上が武豊とくれば今年4月に急逝し…

メトロポリタンS

ハイアーゲームの復活。 というよりもようやく鞍上の内田博幸がこの馬を手の内に入れたのと距離適性をなかなか定めることの出来ない厩舎陣営が適鞍を見つけ出したことによるところが要因として大きい気がします。当時のダービーレコードを上回るタイムで快勝…

必然

石橋守、高田潤両騎手の好騎乗がもたらしたメイショウサムソンの先団からの押し切りとドリームパスポートの中団からの追い上げは、昨今の騎手起用に対して打ち鳴らされた警鐘であるとも言えないでしょうか。乗り慣れた騎手よりも実績に勝る騎手をテン乗りで…

最重要とされる前哨戦を快勝したアドマイヤキッスの通る道は栄光へのゴール版に通じていたはず。それも13年前1等星ベガにより駆け抜けた陣営が導くエスコートにより眩いばかりに開かれていたはずのヴィクトリーロード。その行く手を阻んだのは誰あろう、1…

チャンピオンホース

ドバイのことを取り上げるのが順番としては先なのでしょうが後に回させていただきます。名ステイヤー・メジロマックーインの死亡について。 名ステイヤーとの枕詞が定着した形容詞となっているマックイーンですが、時代を彩った彼の強さは言うまでもなく長距…

高松宮記念

オレハマッテルゼの初G1勝ち。柴田善富騎手の好騎乗がもたらした勝利といって間違いありません。抜け出すとソラを使う癖を手中に入れ、ジックリと馬群を抜け出すタイミングをはかったのは非の打ち所がありません。やや型にはめた乗り方をする彼の騎乗スタ…

阪神大賞典

猛烈に吹き荒れる強風の中でもディープインパクトは威風堂々。コースを2週する長距離戦は菊花賞で見せた掛かり癖を心配させましたが、英雄の走りを堪能する濃密な時間でもあったことでしょう。見事な復活劇。遠くロンシャンの地まで視界は広がりました。 2…

2nd impact

「出遅れても引っ掛かっても大丈夫」 武豊の期待と信頼は絶大です。リップサービスの達者な彼のコメントには斬新さや面白みに欠ける部分が多いように思いますが、ディープインパクトに関してはそのリップサービスが2倍にも3倍にも膨れ上がって聞こえてきま…

ワンダフルホースの再来なるか?

サクラメガワンダーの父はグラスワンダー。今流行りの母父SSという底知れないスケールを感じさせる大物です。 父のグラスワンダーは4輪駆動というよりもどちらかというとスピードの源である前脚の力強い踏み込みと柔軟性で勝ち星を量産していたように思え…

弥生賞

トライアルの開幕です。 素質馬が集中するこの弥生賞は少頭数になることが多く、その分だけともすれば本番皐月賞以上に見応えのあるレースとなり、後年に名を残すことがあります。今年も10頭だてとなり、昨年度2歳王者が不在とはいえ強力な駿馬が2騎その名…

Go to the Dubai

毎年豪華メンバーの集いと銘打たれるこのレースではありますが、今年は例年に違わぬどころか、史上最高レベルのメンバーが揃ったといって間違いないでしょう。1番人気に推されたカネヒキリは舞台となった東京1600mがダート戦で唯一の黒星を喫した条件であ…

春の息吹

まだ戦後間もない頃の昭和26年。無敗で2冠を制し3冠も確実といわれた矢先、突如としてこの世を去った幻の名馬トキノミノル。その功績を称え名を冠したのが共同通信杯3歳S。勝ち馬は幻の名馬が敷いた轍を目撃します。クラシックに直結する登竜門として重…

平安S〜根岸S

2週続けてのダートグレード競走は、ともにG1フェブラリーSへと繋がる大事な大事なステップレース。芝路線にくらべて比較的年齢を積み重ねても活躍を持続できるのがダート路線の特徴でもありますが、平安Sは若手の新興勢力が頭角を表し、根岸Sでも高齢…

AJC杯

シルクフェイマスの復活と見るべきなのか、好運の勝利と見るべきなのか、判断が分かれるところです。 大逃げに近いリードで単騎逃げたシルクフェイマスの1000m通過タイムは61秒3。悪化した馬場状態を考慮に入れたとしても遅いペースであることは間違いあり…

日経新春杯

アドマイヤフジが勝利。ダービー2着以来の実戦となったインティライミは3着と敗れました。 前者は昨年のクラシック3冠レース全てに出走しいずれも好走。勝ち味に遅い脚質が影響し本賞金が少なく、条件戦の古都ステークスを勝利して挑んだG2でした。橋田…

京成杯

ジャリスコライトが快勝しました。 単勝1倍台の圧倒的支持はニシノアンサーを除けば2勝以上を挙げている馬がいないというメンバー構成を考えれば当然でしょう。実力はここでは、1枚も2枚も上でした。朝日杯でよもやの3着に敗れた、大器の面目躍如は成り…