さて

全てのホースマンの悲願、ダービーがすぐそこまで迫ってきています。
んで、盛り上がりの具合はどーなのよ? って個人的に高ぶるものを感じることが出来ないからまず振ってみました。昨年は言わずもがな、一昨年はハワイの王様と道産子の星が一般層ベースで話題をかっさらっただけに、今年はちょっと戦前のキャッチーな印象に乏しいのかもしれませんね。あっ、フサイチジャンクがいるのか。。。CXさんは自局の番組で現れたスターホースということで猛烈なプッシュを果たして展開してくるのでしょうかね。今のところはそれほどでもないような気がしますけど、放送法にのっとって公平に中立する立場を取るということなのであれば賞賛すべきことですが。でもアナウンサーが自分の買っている馬券の本命馬を贔屓にする実況でどっちらけになってしまいそうでよねw


さておき。。。
武豊騎手はアドマイヤムーンに騎乗することになりました。元々は皐月賞フサイチジャンクとかぶった同馬の騎乗依頼を(おそらく)厳格で融通の利かないオーナーの顔色を伺いながら引き受けた形であるはず。武豊だから特別待遇なんじゃないのと決め付けるのは早計です。かの名人・岡部幸雄元騎手が現役時代、秋の天皇賞ヤエノムテキメジロアルダンの騎乗依頼が重なった際、前者を選んで勝ってしまって以降、メジロの勝負服に袖を通す日が10年近くも訪れなかった逸話がございます。しかもコンドーオーナーは馬主界でも相当な権力の持ち主。天才にして前人未到の200勝騎手といえども関係にデリケートな対応を迫られざるを得ないはずなのです(もっとも武豊の才能の1つである「人当たりの良さ」はデビュー以来「武豊の悪口だけは聞いたことが無い」という厩世界の常識を生み出したわけであり、推測といえど心配するには到底及びませんが)。アドマイヤムーンが前哨戦でよっぽどの体たらくを働いていたのならば話は別ですが、これに推察されるに(これまた推測だw)ハナから武豊騎手には「選択する権利」がなかったと見るのが普通でしょう。