プロキオンS

3番人気ランザローテが重賞初V。6歳馬ではありますが、休養が長くキャリアはまだ10戦。ここへきて体質が強化されてはいますが、まだ2ヶ月に1度のローテーションで使い込めるようにはなりきっていません。それでいて強敵相手の重賞で見事な快走。今後が楽しみ。
2着に人気のトーホウドルチェ。好調著しく前走快勝している得意の舞台で支持を得ましたが、2着とはいえ一応のところ期待には応えたといって良いでしょう。外枠からの発走も好スタートから楽にインより2頭分外の2番手に付け、3,4コーナーもスムーズに回り追い出しもゆったりとしたもの。ゴール前で競り負けたのは地力の差でしょう。今回は完敗です。しかし重賞で目途が立ったのは大きな収穫です。
3着にバンブーエール。交流G1勝ち馬も59.0kgの斤量はやはりきつかったということでしょう。直線の伸び脚はそれでも悪くなく、流石の場面こそ見せましたが新興勢力の後塵を拝しました。秋の大レースへ向けてはまずまず。
4着に逃げたサイキョウワールド。素晴らしいスピードで快調に飛ばし、ゴール前もバタンと止まったわけではなく、実力各馬達相手に健闘。ダート経験がいかにも乏しく7歳とはいえ今後いくらでも上昇の余地を残します。5着で初ダートだったタマモホットプレイにも同じことがいえそうです。芝コースよりも道中の行きっぷりは良く見えました。混戦に浮上するタイプでダートのバテ合いにも強さを発揮しそう。
6着サンライズバッカスは1400m向きの馬ではなく今回は大崩れしなかった点を評価すべき。期待したカルナバリートは6着。レース全体通してスムーズだったにも関わらず直線伸びそうで伸びなかった理由はなんでしょうか。成長力不足とは思いたくありませんが、評価を難しくする結果です。