七夕賞

遅くなりましたが、明暗であります。
勝ったのは人気のミヤビランベリ七夕賞連覇は初めての快挙。福島小回りコースにハンデ戦の荒れる要素も絡まり、今回57.0kgを背負って全ての不安要素を跳ね除けての勝利は価値があります。レース振りの進境著しく、昨年逃げ切りだったのに対し好位で折り合って直線追い較べを制してみせました。オペラハウス産駒らしい好調の持続でここへきて更に安定感が増した印象。不良馬場の前走目黒記念を圧勝しているように、秋も荒れた馬場状態になりさえすれば出番があって何もおかしくありません。
2着にアルコセニョーラ。小回り福島コース巧者という異色の追い込み馬ですが、やはり牝馬らしくこの時期に調子を上げてきました。ローカルとはいえ重賞2勝馬に今回53.0kgはいかにも有利で台頭する余地は充分でした。ゴール前の不利がなくても1着はなかったものと思いますが、3着馬にはもっと決定的な差を付けていたはずです。次走も夏のローカル重賞であれば楽しみ。
3着ホッコーパドゥシャ。逃げて勝った実績のある内田博幸騎手鞍上でしたが、前半の行きっぷり一息で中団からの位置取り。結果勝ち馬との着差は道中の位置取りの差しかなく、今回の内容だけで実力を決め付けることは出来ません。高速馬場巧者でもあるだけに、馬場状態を検討材料として重く考慮に入れたいところ。
4着トウショウシロッコは休み明けとはいえマイナス24kgは昨年夏ごろに好走していた時期に較べると実はそれほど減ってはいませんでした。とはいえ、やはり使って上向くタイプであり叩いた上積みが見込める次走は期待が持てそうです。
5着デストラメンテは度重なる不利で脚を余した印象。本来馬場を選ばないタイプで、条件問わず次走は注目です。上位馬達はそれなりに能力を発揮しており、そして次走要注意な馬ばかりです。