引退

ダイワスカーレットが引退。かつての最強馬、ビワハヤヒデ岡部幸雄騎手の「リズムを大事に乗りたい」、それと同じ台詞を安藤勝騎手がこの馬の騎乗時に語っていたことが印象的。レース中の故障で5着に敗退した最後のレースを除けば、ビワハヤヒデも連帯率100%をキープし続けた、まさに時の最強馬。ダイワスカーレットに対して、牝馬などという粗末な括りでその存在を語ることは、もはや礼儀を失する行為、とまで言われます。両馬に共通する、先行力を生かして他馬をねじ伏せるレース振りは、近代競馬における王道と言って差し支えないでしょう。勿論、その王道を歩んだ、時の最強馬。ダイワスカーレットの名は競馬史に永遠に刻み込まれることになるでしょう。
惜しむらくは、ウオッカとの再戦が叶わなかったことであります。