ダイヤモンドS

ハイペースでのレコード決着。後方でじっくり我慢していたモンテクリスエスの勝利。出遅れながらもゆっくりと直線勝負にかけた北村宏司騎手のファインプレーが光りました。前走もゴール前外に寄れなければ楽に勝っていた競馬。そのレースで先着を許した、ビービーファルコンを押しのけての2番人気は当然の支持でした。2着ブレーヴハート、3着スノークラッシャーで波乱の結果。全て、後方で待機していた馬での決着が、レースの過酷さを物語っています。
そのレースを引っ張ったのが1番人気で12着に敗れたフローテーション。ここへきての掛かり癖の悪化は、春のGI戦線に向けて致命的ですね。ルメール騎手の手腕に期待したのですが、最後は暖簾に腕押しでした。初めからハナを主張する競馬か、もしくは後方で直線勝負にかけるか。長距離戦では極端な戦法を要求されるかもしれません。