ディープインパクトが現役を続行するかもしれないとのマスコミ報道は、恐らく池江調教師の凱旋門賞レース後の談話を過大解釈したもので、勇み足の感は否めません。
しなしながら、武豊騎手が発したレース後の談話に関しては、マスコミは過小な解釈をして報道した模様です。「ギアが上がらなかったし、本来の走りではなかった」とするのがマスコミ報道。しかし、今日更新された武豊騎手のホームページによれば、「最後の競り合いの場面、いつものディープインパクトなら、あそこからもう1枚の超トップギアが出てきて突き放していたはずです」という、本人の文章によるコメントが述べられていました。
「超トップギア」の部分に、武豊騎手のディープインパクトに対する評価の高さと、凱旋門賞で不発だった末脚に対する不満を感じ取ることが出来ます。そして、「力を出し切ることが出来なかった」という悲痛な感情も。。。レース後、「ディープインパクトの無念を次につなげよう」とする風潮があるようですが、日本競馬史上に残る、不世出の名馬の出現をまたこれから先、何十年と待つのでしょうか。
ディープインパクトの無念はディープインパクトにしか晴らせない」。
彼の現役続行が本当に検討されているのであれば、信じたい。