06年度開催日程発表

久しぶりに大きな改革を施してきましたね。
古馬牝馬の路線充実のために新設されたG1ヴィクトリアマイルの開催意義の良し悪しについてはまだまだ未知数といわざるを得ないでしょう。12月に行われていた阪神牝馬Sを4月に移行(1400mに短縮)して、その前哨戦的な位置づけにしたのは新設G1に対する意気込みの強さを感じさせるのですが、一方で正規の路線であるはずの安田記念戦線に向けては出走馬のレベルダウンが危険視されます。近年はそうでもないかもしれませんが、従来古馬牝馬が活躍しやすかった場はマイル・短距離路線だったはずです。ダイナアクトレスダイイチルビーニシノフラワー、そしてノースフライトなど幾多の名牝がその路線で活躍を残しました。彼女達のような素材が今後現れるとしてヴィクトリアマイルの方に照準を合わせるようなことになると正規のマイル路線に高レベルの出走馬を確保できる保証がなくなってしまうような気がします。そんな心配は杞憂に終わるのかもしれませんが今年のNHKマイルCなんかの結果を見せられるとあながち非現実的な話とは思えません。日曜日に迫ったマイルチャンピオンシップラインクラフトが勝つようなことがあると、むしろそんな心配が現実味を帯びてくるかも知れません。
まぁとりあえず来年の春を迎えてみるまでは分からないでしょうが。