変則3冠馬

牝馬にしてダービー、菊花賞を勝ち、更にオークスをも制しいわゆる変則3冠馬になったのがクリフジ。セントライトの翌年に出現し、他の牡馬を圧倒するレース振りで勝ち鞍の山を築き上げました。当時の文献によれば同馬の評価はセントライトに並ぶものだったという記述が載ってあるそうです。
戦前の競馬関係者の中には、いまだに史上最強馬は? という問いに「クリフジ」と答える人がいるぐらい、この馬の強さは際立っていました。肌馬としても2冠牝馬ヤマフジを送り出すなど成功し、その血はいまだ後世に受け継がれています。
同馬がたたき出した11戦11勝という戦績は、JRAの連勝記録として今でも残っています。