菊花賞を目前に控えた金曜日

戦前の名馬にして、日本競馬史上初めての3冠馬となったのがセントライトです。
デビュー2戦目で皐月賞に当たる横浜農林省賞典四歳呼馬を制覇。4連闘となった7戦目でダービーを今現在になっても破られていない最大着差8馬身で2冠目。休養をはさみ、今度は5連闘で菊花賞に当たる京都農林省賞典四歳呼馬を制覇。3冠馬となりました。
当時としては異質なまでの雄大な馬体は競馬場に燦然とした存在感を放っていたといいます。種牡馬としても活躍馬を多数輩出し、3冠馬としての自身の名に恥じないような成績を残しています。この馬から始まった日本競馬のクラシック3冠ストーリーは何十年の時を超えた今も我々の心をとらえて放しません。