菊花賞を目前に控えた月曜日

さて、いよいよこの日記のタイトルの所以ともなった、「英雄」ディープインパクトの出番です。
前哨戦の神戸新聞杯は見事の一言でした。過去幾多の名馬が泣きを見た秋初戦。寒冷地方の動物「馬」にとって夏の暑さは大敵であり、夏負けで体調を崩し、調整もままならないような状態に陥ってしまうなんてことも、よくある話です。歴史上5頭いる3冠馬の中では、皇帝シンボリルドルフが秋初戦をクリアし、本番菊花賞も危なげなく制しましたが、他の4頭は夏の暑さにやられ、満足のいく成績を収めることが出来ませんでした。それでも本番さえ勝ってしまえば問題ないのですが、ディープインパクトには無敗の3冠馬の期待がかけられており、秋初戦のリハーサルといえど、負けることは許されませんでした。いや、あるいはディープインパクトには、先に無敗の3冠馬を達成したルドルフを超えてほしいという、およそとてつもない期待がかけられているのかもしれません。その見えないプレッシャーと戦い、見事結果に繋げた陣営のたゆまぬ努力には感嘆の思いを惜しむことはできません。「衝撃の瞬間移動」は春と全く変わらず健在でした。
そして来る10月23日。その時がやってきます。みんなで歴史の証人になりましょう。