サンライズペガサス

近年では天皇賞の前哨戦というよりは、その先にある宝塚記念秋の天皇賞への足慣らし的位置づけになりつつある産経大阪杯
すなわち長距離よりも中距離のスペシャリストが好走しやすいこのレース、今年堂々の横綱相撲で快勝したのはサンライズペガサス。勝ち時計も1分59秒0で、その勝ちっぷりと同様、内容も文句のないものだったといえるでしょう。


しかし今回サンライズペガサスは前走の内容とは裏腹にガクッと人気を落とした。ファンはこの馬を一介の中距離馬とみなしたということか。確かに本番の3200mは同馬にとってベストディスタンスとは言いがたい。しかし3年前の天皇賞で道中シンガリから直線怒涛の末脚を繰り出し、上がり33秒7で5着にまで食い込んだ実績は無視できない。


同馬を推す材料は他にもある。というよりこっちが本題w。
3年前のレース後「距離は大丈夫だった」とコメントし、後方待機策を選んだことを悔いた安勝がいまだに印象に残っているからです。そのコメントを更に紐解くと、正攻法で勝負していれば勝ち負けまでもあったということになる。しかもマンハッタンカフェジャングルポケットナリタトップロードボーンキングといった名うての猛者たちを向こうにまわしてである。


今年の天皇賞にはこれといったメンバーは見当たりません。仮に3年前と同じ後方一気に勝負を賭けたとしてもまとめて差しきれるのではないかとさえ思えてしまうが、何よりも当時の安勝のコメントを信じ、3200mも問題なしと踏み、自信の本命印を打たせてもらいます。


前哨戦を1番人気で制したのもサンライズペガサスだけだ。