ラストラン

発走が迫っていますね。
約2年という短い時間に過ぎませんが、ディープインパクトの歩んだ足跡には一歩一歩異なる趣きが踏みしめられているかのように感じられます。我々競馬ファンは彼を応援する立場であるにしろ、アンチの立場であるにしろ、少なくともその轍に続き歩を進めながら彼の歩んだ競走馬人生と同じようにこれまで様々な思惑が去来したはずです。代名詞である圧巻のレース振りは勿論のこと、敗戦や禁止薬物の検出、史上最強馬とする称号に疑義を唱えたり、この馬をどうにかして負かす馬はいまいかという穴党的発想もそうでしょう。

面白かった。楽しかった。

全てディープインパクトという競走馬がこの2年間存在し続けていてくれたからこそだ。いち競馬ファンとして、少なくともそれだけは代弁できる。シンボリルドルフテイエムオペラオー、2頭の7冠馬に手の届くところまで彼はやってきました。もうこの時点で既に記憶に残る名馬ではありますが、どうせならば記録の上でも先達の最強馬に並んで欲しいと思います。無事にというのが大前提ではありますが。