揺れる米競馬界

昨年度米年度代表馬ゴーストザッパーが左前脚種子骨を骨折。電撃的に引退、種牡馬入りすることが発表されました。
今季初戦となったメトロポリタンHで6馬身差で圧勝し、今年もこの馬だと思わせた矢先の出来事に関係者はショックを隠せない様子。一族に活躍馬を多数輩出した血統から将来の展望も明るいことでしょうが、残念なニュースでした。


これで今年のドバイWC勝ち馬ロージズインメイと、プリークネスSベルモントSの2冠を達成したアフリートアレックスが2強を形成しそうな感じですが、評論家の合田直弘氏はそうは見ていないようですね。
というのも、今年の3歳牡馬路線が極端に低レベルなメンバー構成だったからだそうで、確かにケンタッキーダービー馬ジャコモはその後の2冠をいずれも惨敗したし、他に入着した馬も重賞で活躍している実績を残した馬が少なく、ベラミーロードなき今、いうなればアフリートアレックスが勝って当たり前の状況が出来上がっていました。

となると今年の米競馬はロージズインメイの1強ということになりますが、それがシガーやスキップアウェイのような誰も文句のつけられないような存在だったならばいざ知らず、最有力馬がアクシデントで戦線離脱したことによりどんぐりの背比べの中で1強と呼ばれても競馬が盛り上がるはずがありません。よって今年は少し米競馬に興味がそがれた感が否めませんね。
新星の登場に期待したいところですが、11月のブリーダーズカップまで半年を切った段階でそこまでの上がり馬が出現することは考えづらいよなぁ。スマーティージョーンズが無事だったらこんなことにはならなかったはずなんですがねぇ。。。