チャンピオンズマイル

合田直弘氏の最新コラムでアジア・マイル・チャレンジのことが語られているのですが、サイレントウィットネスコスモバルクの対決に関して俺が当初から抱いていた懸念をズバリ指摘されていたので驚きました。以下はその抜粋。

改めて言うまでもないが、サイレントウィトネスは香港の英雄である。もしもこの馬の連勝が止まれば、観客の落胆は極めて大きいはずだ。それも、きれいな競馬で敗れるのならともかく、例えば、コスモバルクが引っ掛かって、サイレントウィットネスを潰しに行く形となり、挙句の果てに両馬共倒れ、などということになったら、コスモバルクは完全に悪者になる。と言うか、中国本土ほど反日感情は高くない香港ではあるが、そんなことになった日には、おそらく当日は5万人を超えるであろう地元ファンにとって、場内の日本人が反感を向ける対象となる。最悪のシナリオだが、香港ジョッキークラブには万全の警備を期待したいし、現地に出かける日本人は冷静かつ沈着な行動が求められることになるだろう。


この鋭い考察。さすが合田直弘氏というべきかw。
当日は欧州のトップマイラー・アトラクションも出走を表明しているとのことで、そういった世界のトップホースと日本の馬が対決することを思い浮かべるとナショナリズムを掻き立てられないでもないですが、日本の看板を背負っているからにはこういった大レースで盛り上がりに水を差すような醜態を晒すことだけは避けて欲しいですね。
考えすぎなのでしょうが、合田直弘氏の言っていることが現実になったとして、このことをやり玉に中国本土の反日感情が更に高まらないかが心配。政治的に悪影響を及ぼさなければよいのですが。
現地でのウィットネスへの人気は日本でいうオグリキャップ級の常軌を逸したもの。最悪のシナリオもやはり可能性として考えるべきか。


バルクのマイル出走に対しては以前いろいろと文句を言ってきたと思うので、今更何かいうという訳ではありませんが、ここでも馬が暴走してしまったら岡田繁幸氏はどうするつもりなんだろう。
「だったら1200mだ!」とか本気で言ってきそうだぁ(^^;