バルクのマイル出走に関して

それにしても岡田繁幸氏の発言は心底冷める。
「サイレントは大型馬でマイル戦になればもっと強い走りが出来るはず。我々の闘志を掻き立てる材料にしたい」
一見なんの変哲もないコメントですが、以前メインの方で語った通り、走るのは馬と騎手であってオーナーであるあんたじゃないんだよ、と今回も声高らかにして言ってやりたい。
あと、バルクのことを「四輪駆動で長距離向き」と言っていたはずなのに今回のマイル出走表明はどういう訳w??自分の発言に責任感を持てよ、というのも付け加えたい。
恐らく掛かりやすい気性を考慮した上での短距離転向なのでしょうが、そこには岡田氏のあくまでも「逃げない競馬をさせる」という信念が大前提にあることは明白。マイルの速い流れならバルクの行きたがる気性をコントロール出来ると考えた結果、選んだ番組が香港のチャンピオンズマイルなのでしょうが、馬の本来持っている適性を完全無視してまでも自分のエゴを貫こうとする姿勢は絶対褒められるもんじゃありません。いやはやお偉いさんの考えることは私どものような下々のものには理解できませんわぃw。燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや、とはこのこと(笑)
(言葉は悪いかもしれませんが、俺にはそうとしか思えないんですw)。


俺は折り合いをつけるってことは必ずしも番手につけるという意味ではなく、馬と騎手が文字通り人馬一体になった時のことをを指すものだと考えてます。道中引っ掛かったバルクを無理に抑えず馬の気持ちのままに走らせた時の彼のレースぶりを思い出してみてください。(昨年のセントライト記念菊花賞、今年の日経賞がそうです)馬が納得してそれまで掛かっていたのが不思議なぐらいにピタッと折り合いがついていたでしょう?乗っている騎手も扶助が全く必要のない状態だからほんとに気持ち良さそうに見えました。バルクと人馬一体になることは全く難しいことではありません。ただ、行かせればいいだけの話です。サイレンススズカもそうでしたが、人間のエゴを押し付けず馬の気の向くままに走らせた方が好結果を生むということは往々にしてありうることなのです。そしてこのことは逃げ馬に多く見られ、バルクはそんなタイプの1頭じゃないのかなと思ってます。


岡田氏が発する全国の競馬界に対しての様々な提言苦言には共感させられることが多いのですが、いくら外厩制度適用馬だからといって自分の意見が全て正しいと思わずにもっと周囲の意見に耳を傾けてみてはくれないものですかね〜。五十嵐騎手とか五十嵐騎手とか(笑)今はしょうがないかもしれないけどいつかはとのことに気付いて欲しいものです。
いや、きっと一生気付かないんでしょうね、この人は(笑)