福島牝馬S

ブラボーデイジーが重賞初制覇。先行力と息の長い末脚で安定した実績をここまで残してはいたものの、OP級では切れ不足が致命傷となり頭打ちの状態を余技なくされました。今日の豪雨で著しく悪化した馬場に本領が際立った格好です。
2着アルコセニョーラ。いつものように後方追走。3,4コーナーで内に突っ込んで行き、前残りの先行馬たちの足元をすくうような競馬で食い込みました。ムラ駆けの印象こそありますがさすが混合重賞2勝の古豪牝馬という内容でした。
3着ヤマニンメルベイユのトップハンデ58kgは明らかに酷でしたが、休み明けを叩かれて上昇していました。順調ならばこのままヴィクトリアマイルということになるのでしょうが、期待が持てそうです。
5着カレイジャスミンは1番枠を利して先行するものと見られましたが、抑え込んで掛かり気味の追走となりました。3,4コーナーでも大外に振り回す消極的な内容。ちょっと木幡初広騎手の意図の見えない不可解な競馬で、着順を考えると非常にもったいない競馬でした。
1番人気のベッラレイアは道悪競馬に不向きなこともあるのでしょうが、このレースまで待機せざるを得なかった中間の調整に敗因ありと見ます。ひと叩きされた効果に期待でしょう。