マイラーズC

スーパーホーネットがV。好発馬から中団に控える競馬。G1級のメンバーでビービーガルダンの作ったペースは前半5ハロン60.2秒という超スローペース。昨秋毎日王冠でもウオッカをゴール前で一気に差し切った超弩級の瞬発力が今日も発揮されました。ラスト3ハロンは33.0秒。古豪健在。
2着カンパニーも同様でしょう。ただ、直線は前が若干窮屈になる場面があったのも事実で、ゴール前の末脚はその分スーパーホーネットを上回っており、両者の実力はことこのレースに限って言えば互角と言って良いでしょう。中間は同馬の衰えを指摘した音無調教師ですが、杞憂に終わったはずです。これでG1へ向けて再度強気になれるのではないでしょうか。
3着スマイルジャック。若干行きたがる場面こそありましたが、このスローペースでは仕方のないところ。ゴール前の伸び脚を見ても影響はなかったものと見ます。本来平均して早く流れるペースが領分で、今日のように絶対的な瞬発力を要求されるレースで強豪相手に互角の勝負に持ち込めたことは大きいです。
4着オースミグラスワンは馬群の詰まるスローの競馬は最適でしたが、今日は他馬を誉めるより仕方がありません。この馬も能力落ちはありませんでした。
2番人気ヒカルオオゾラは6着でした。折り合い重視の騎乗で後方2、3番手の位置取り。直線伸びを欠いたのではなく、これが一線級との瞬発力の違い、ということでしょう。G1を目指すには好位からの競馬が出来ることが条件となりそうです。